ダイヤモンド原石の特徴

「No Diamond!」　2日目終了。

「No Diamond!」　3日目終了。

「No Diamond!」　4日目終了。

「No Diamond!」　5日目終了。

「No Diamond!」　6日目終了。

「No Diamond!」　7日目終了。

「No Diamond!」　8日目終了。

「No Diamond!」　9日目終了。

「No Diamond!」 10日目終了。


・・・あっという間に時は過ぎていく。


が、ダイヤモンドは見つからない。


もう、「No Diamond！」って言われることに
慣れはじめてきてるっ！
これはまずい！


とくに進歩することもないので、
情報収集しようと、採掘をお休みし、
町へ出た。


目的は、採掘道具探し！


ここまでの経過で、
ダイヤモンドは簡単には見つからないことはわかった。


だったら、道具を借りずに、
自分で買った物を使った方がいいんじゃないか？
と思ったのだ。
借りているのは、ちょっと壊れてるし･･･


採掘用のスクリーンなんて日本では売ってない。
どのぐらいの値段なんだろう？


町に一つだけある、日本でいう小さなホームセンター。
ここに採掘に使う道具があるかもと訪ねてみた。


スクリーンや採掘に使う道具がいろいろある！



この町を訪れる日本人は少ないようで、
お店のおじさんが話しかけてきた。




なにかを見せようと、小箱を取り出した。



ダイヤモンドの原石だ！
話を聞くと、
ここのオーナーが見つけたものなんだとか。


えーーーっ！！すごいーーーっ！！！
こ、これ全部一人で？？？こんなにたくさん？？？
マジで！？そんなに見つかるものなの！？
いいなぁ！！！私も見つけたい！！！


とリアクションしてると･･･
「この道具を使えば、見つかるよ」的な事を言われた。
だけど、ここで売られているスクリーンは、
素人の私から見ても貧弱だったので、買わなかった。



別の日･･･
洗い場で作業をしていると、
公園のスタッフがあるものを見せてくれた。



ダイヤモンド☆☆☆

これは大体ひとつ0.25カラット（25ポイント）の大きさ。
イエロー、ブラウン、ホワイトと、
公園で見つかるダイヤモンドの色、3種類が全部揃っていた。


わぁぁぁぁぁあぁぁぁぁああああ～！！！！
超～～～～～キレイ♪♪♪
なんだ、こ、この輝きは！！！
ぜ、ぜひとも、見つけたいっ！！！


そして、ダイヤモンドの見つけ方を教えてくれた。
英語が分からないので、聞き取れた単語はわずか。

　シャイニー（たぶん輝いているということ）

　ヘビー（ダイヤモンドは重い）

　メタリック（これは意味がよくわからない）

　ラウンディ（どうやら石の角が鋭角なものは違うみたい）


わかったような、
わからないような･･･


でも、ダイヤモンド発見に近づいたような気がっ！
これで、モチベーションアップ！！！


そうとなれば、
前々から探していた
自分専用のスクリーンを買わなければ！


実は、宿の隣の隣の隣ぐらいに、
こんな看板が出ていた。



看板は出てるけど、
別にお店でもなく、
分かりやすい入口があるわけでもない。



言ってみれば、ただの家。

なので、ここはいつもスルーしてたけど、
もしかしたら、本格的スクリーンがあるかもと、
意を決して訪ねてみることに！


すると、中から声が。
入っていいよ。と言われた気がするので、扉を開けると･･･



わ～！木のいい香り！

どうやらここはスクリーンを作る工場みたい。

英語は話せないから、
身振り手振りでスクリーンを探しに来たことを伝える。



やさしそうなおじちゃん。
売ってくれた。直売価格で26ドル。
高いのか、安いのか、よくわからないけど、
ホームセンターよりは安くて、
頑丈っぽいスクリーンが買えた！


これで何かが変わるはず･･･




そして、11月30日、採掘17日目のこと。
今までとは違う、小さな丸い石を見つけた。
鑑定に出してみる。




すると、いつもとは違った反応。



おっ？？？



その石を持って、事務所の中へと入っていく。



どうやら事務所の中にある
マイクロスコープ（デジタル顕微鏡）で、
その石を確認している。





もしや･･･





そして、事務所の中に私を招き入れてくれた。





マイクロスコープの画像が、
パソコンモニターに映し出されている。




これがダイヤモンドの条件の
メタリック！？



金属的な感じがする！！！

しかも、ラウンディ！つるんってしてる！






そして、彼女が放った一言は･･･















「ショットガン シェル」









シェル･･･







貝のこと！？貝殻！？









どうやらダイヤモンドではないようだ！









でも、貝殻が見つかるなんて、
ここは大昔、海だったんだなぁ～、へ～！すごーーーい！

スタッフ曰く「レア（珍しい）」とのこと。

まあ、これはこれでよしとしよう。







そして、宿に戻り、
ショットガンシェルが
どういう貝なのか調べてみることにした。









ドキドキワクワク･･･












ん？









んん？









んんん？









これなに！？









調べていくと、
私が貝だと思っていたものは･･･














「散弾銃の弾」だった。




　ショットガン → 散弾銃

　シェル → 薬きょう（貝以外にこんな意味もあるなんて）




このことを宿のオーナー、バディーに伝えると、
大爆笑。



私のつたない英語でも伝わる
アメリカンジョーク的なすべらない話を身に付けた。








こうして11月が終わった。

ダイヤモンド、0。