大問題発覚!ダイヤモンド持ち帰れない!?

Country
USA
Location
Crater of Diamonds State Park
Schedule
2013-11-09-2014-02-04
Target
Diamond
ダイヤモンドが見つかり、
幸せいっぱいの私だったが・・・



ここに来て、大問題が発覚。

公園のスタッフから手渡された紙にこう記されていた。




「ダイヤモンドの原石は、国外に持ち出せない。
           by Kimberley Process」




なっ!なにぃーーーーっ!?
聞いてないよ~!
冗談やめてよ~!
ガビーーン!!





Kimberley Process
キンバリープロセス証明制度とは・・・

[税関のHPから引用]
ダイヤモンドの不正取引が、
世界各地の紛争及びテロの資金源になっていることから、
不正に取得されたダイヤモンドを
規制するために導入された制度である。

[他のHPからの引用]
ダイアモンド原石が国境を越える際には、
当該原石が紛争とは関わりのない地域から
採掘された石である事を
政府が認定するキンバリー・プロセス証明書を添え、
不正に開封できない容器を使用する事が定められている。

私は理解するまでに数日間かかった・・・。

ディカプリオ主演の映画
「ブラッド・ダイヤモンド」でこのコトが描かれている。
私は公園スタッフにオススメされて見た。
ダイヤモンドに関わる多くの人が血を流すという、
とても胸が痛くなるお話しだけど、
キンバリー・プロセスが生まれた経緯がよくわかる。

キンバリー・プロセスという制度は、
ちゃんと輸出許可証的なものを発行してもらえば、
国外に持ち出すことは可能なのだそうだが、
個人で発行してもらうのはとても難しそう。

公園スタッフのマギーにニューヨーク在住の
弁護士さんを紹介してもらい、
宿のオーナーのカレンに連絡してもらうも、
やっぱり難しいよう・・・
限りなく不可能ということ。

公園側が、もっと外国人向けに持って帰れないこと
アピールしなくちゃいけないでしょ!!!といきどおる。

そうだよ、せめて見つける前に教えてよ・・・。

というわけで、
せっかく見つけたダイヤモンド原石もここでお別れ。









んなこと、できるはずがない!!!

見つけたダイヤモンド原石はもちろん、
買ったダイヤモンド原石もいくつかある。








どうしよう?






再度、公園スタッフのマギーに、
ダイヤモンドの原石を日本に持ち帰りたいと相談。






すると・・・これしかないと言う。






「Smuggling」





???

宿に戻り翻訳してみると・・・

















【密輸】







そんなこと出来るかっ!!!!

まあ、冗談で言ったんだと思うけど・・・
これはホントにやばい!

ということで、
日本の税関に問い合わせてみると・・・

「全然問題ないよ!!!!!」







やったーーーーーーーっ!!!!

なんじゃい、この制度!!!!
日本関係ないんかい!!!!




と、思っていたら・・・




日本からかけられるIP電話に着信が!




「間違いでした。
 ダメです~っ!」



おいっ!!

税関の人からの電話だった。
気になって詳しく調べてみたらしく、
ダイヤモンドの原石は他の宝石の原石とは違い、
キンバリー・プロセス制度で守られているよう。
税関よりも経済産業省がその管轄なので、
そちらに確認してもらったほうがよいです。とのこと。



早速電話・・・



「ダイヤモンドの原石、持ち込めません!」



あぁ~、やっぱりそうなのね。

どうしてもダメ?



正直言うと、たぶん申告せず、
こっそり日本に持ち帰ればバレはしないけど、
私、この話、いろんなところでしたい!!!

でも、こっそりだったら、言えなくなる!!



なので、いろいろ質問していくと・・・


どうやら、このキンバリープロセス制度、
ダイヤモンドの「原石」に関わる制度のよう。


だから、加工すれば問題ないらしい。

カットされたダイヤモンドになると制度外。
国外への持ち出しは問題なし。

さらに、
アクセサリーになっているものであれば、
ダイヤモンド原石ではなく、
アクセサリーとして扱われるので、制度外。
国外への持ち出しは問題なし。

だそう。

そうなんだ!!
でも・・・。
私が見つけたダイヤモンドは超小さい!
カットなんて出来ない!!
粉になっちゃうよ!!!






『そうだ!ダイヤモンド原石をアクセサリーにしよう!』






これで問題解決!?



何にしようかな~♪
イヤリング、ネックレス!?