わたしのダイヤモンド

Country
USA
Location
Crater of Diamonds State Park
Schedule
2013-11-09-2014-02-04
Target
Diamond


1月14日。運命の日。

私が見つけた石は、
本当にダイヤモンドなのか・・・

いつも通り公園へ向かう。




一目散に鑑定コーナーへ!







石を渡す・・・







すると・・・







マイクロスコープで確認しに行く、と言う。






一緒に見たいとお願いすると、
事務所の中に招かれた。





いよいよ運命の瞬間・・・










どうなの?
どうなの?






一呼吸の間・・・







違うの?
そうなの?








緊張の一瞬・・・














どきどき・・・
バクバク・・・


















「Yeah! It’s Diamond!!」










!!!!!









一応、念のため・・・

私「Diamond?」











すかさず公園スタッフのコックス。


「It’s Diamond!!」


「White Diamond!!」










わおーーーーーーーっ!!!


頭の中で、その言葉が何度もぐるぐるする。
ああ、なんて、ステキな響き・・・。
ずっとその言葉を待っていた。


きゃーーーーーーっ!!!
夢にまで見た、ダイヤモンド!
自分の手で探し出した、
本物の、ダイヤモンド原石!!

アンビリーーーーーバボーーー!!!
オーマイグッドネス!!!(アメリカで覚えた)

うれしすぎて、顔がにやける。





ダイヤモンドが見つかると、どうなるか?




まずは、計量。



0.042カラット。

コックス「4point!」

おおっ!余りにもちっちゃかったから、
1ポイントくらいかと思ってたけど、思いの外あった!
でも・・・
どうやら、0.042の最後の端数は切り捨てになるらしい。
ふむふむ。




続いて、登録。

私の名前“Natsuyo Ishinoda”と住所を書いていく。

すると・・・



コックスが金庫を開けている。

これはもしや・・・




なんと、あの憧れの黄色の証明書カードが出てきた。

うわーーーっ!金庫に入ってるの!?

厳重に保管されてるなんて、知らなかった!

すごいっ!!

 

丁寧に、私の名前と日付、重さとカラーを記入してくれている。
石野田奈津代“Natsuyo Ishinoda”の名前が刻まれた!


完成っ!!



証明書カードに加え、
ダイヤモンドはケースに入れてくれた。
さらに、
マイクロスコープで撮影した
ダイヤモンドの写真も
プリントアウトしてくれた。

マイクロスコープで見るダイヤモンド原石は、
惚れ惚れするほど美しかった。
まるでジュエリーにするためにカットしたみたいな、
美しい結晶のライン。まさに宝石。
これが、ダイヤモンド本来の姿なんて、信じられない!
私もアメリカに来て知ったのだが、
アフリカや他の国で出るダイヤモンドとは、まったく違う形。
この公園で出るダイヤモンドは本当に美しい。
むしろ、カットしないままの方が、
表情があって、ステキだ。
原石は、磨けばいいってもんじゃないなと知る。

そして相方、すかさず画像データももらう。
こやつ、ぬかりない!!




とここで、私、用意していた質問をぶつける。

「これまで日本人で
 ダイヤモンドを見つけた人はいますか?」

コックス曰く、ボクが来てからはいないんじゃないかなと。
さらに、事務所のパソコンに入っている
2009年までさかのぼってデータを調べてくれた。

すると、過去5年間にはいないよう。
アメリカ以外で暮らす外国人(旅行者)が
ダイヤモンドを見つけることは少ないようで、
昨年2013年は、たったの3人だけだったらしい。




日本人初!?かどうかは、はっきりしなかったけど、
たぶんいなそう。

あんまり日本人がこの公園に来ることもないようで、
私が2ヶ月間で会った日本人は、
友人のふみえさん夫妻以外では、2組ぐらい。
それも、アメリカで暮らす方が旅行で来ていたので、
日本人旅行者には出会わなかった。


最後はコックスと記念撮影♪



公園スタッフのみんなも喜んでくれた!!

ついに、ボードに私が見つけたダイヤモンドが!!



なんと2014年、第2号の発見!!!!
うひょーーーーっ!



ダイヤモンド発見をまず報告したい人。

それは・・・

トム!!!!




トムがいる洗い場へと急ぐ。

すると、

見つけたのを察したようで・・・



イエーーーイ!

小さいけど・・・って言ったら、
すごいBeautifulって褒めてくれた。

やっとダイヤモンド見つけた仲間になれた!



ちなみに、隣にいるおじさまは、
この日初めてお話ししたけど、
凄腕実力派ダイヤモンドハンターだった。

彼の持つ小瓶。
なんとダイヤモンドが!
家に持ち帰った砂利から見つけたんだとか。
あとで鑑定しに行くと言っていた。

この方、コロラドから2年前から来ていて、
今までに12個のダイヤモンドを見つけているのだとか。

一番大きいものは、なんと1.40カラット!

この公園で、1カラット超えは、夢のまた夢!!

かなりの高齢と思われるのに、すごすぎる!!
装備もすごすぎる!!



この日も、もちろん作業。
ダイヤモンドは3日貯めていた砂利から見つかったので、
どこで採掘したのかよくわからなかったけど、
3日間の中で一番多く掘っていた、
イースト ドレインを重点的に掘ってみることに。






ダイヤモンドを見つけると・・・

心に余裕が出来る。

景色がいつもと違って見える。

すべてが晴れやかだ。






帰り際、受付のスタッフに
ダイヤモンド発見の報告をしていたら、
お客さんで来ていたおばちゃん二人組に、
「あなたが見つけたの?」と言われた。

ダイヤモンドを見せたら、
「初めて見た!すごい!おめでとう!」
って喜んでくれた。
うれしいなぁ。



この日の帰り迎えに来てくれたのは、
バディーのワイフ、カレン。



バディーにしてもカレンにしても、
毎日帰りの車で、
『Today... No Diamond!』
というのが日課となっていたけど、
この日は・・・

『Today...We...found......』
って言ったら、

「No! No!」
って言われた。

運転を止めて、きゃーーーーーって喜び合う。
こんなに一緒に喜んでくれるなんて!


宿に戻り、バディーにも報告。



バディーもすっごく喜んでくれた!


今までは、一緒にがっかりして、
トゥモローの歌を歌ってくれてたのに、
今日はハッピー!ハッピー!!!
みんな自分のことのように喜んでくれた。
それがとってもうれしかった。

なんか、むしろ2ヶ月ダイヤモンドが出なかったから、
ものすごくありがたく感じた、初めてのダイヤモンド。

世界でたったひとつの私のダイヤモンド!!!