Bolivia2018⑥〜宝石&鉱物ショップ巡り〜



ボリビア サンタクルスは、
町の中心地にプラザプリンシパルという広場があり、
その周りにいろいろなストリートが存在している。
サングラス専門店が並ぶストリート、
ベッド専門店が並ぶストリート、
スピーカー専門店が並ぶストリートなどなど・・・



その中にはもちろん
宝石・貴金属・ジュエリー専門店のストリートも。

前回来たときに行ったことのあるお店にまずは行ってみよう!
とアクセサリーショップ「DIKAR」に向かうと、
隣に、4年半前にはなかった新しい鉱物ショップを発見!



お店の中には、ルースや鉱物がズラリ。
アメトリンのルースはもちろん、
謎の緑色の石。





実はこの石、別のジュエリーショップでも、
アメトリンの次にたくさん並べられていた石。



そのお店では、MILLENNIUMという名前の天然石だと言っていたけど、
この鉱物ショップのお父ちゃん曰く、「人工の石」だそう。

なるほど〜。
ちなみに、ここでは天然石と人工石をしっかり分けて販売していた。

と、ここで気になる石を発見!!



で、でかいっ!!

こんな大きなアメシストは初めて見た!!
気になるというか、正直嫌でも目に入ってくるというか、
そのインパクトは計り知れないものがある。

こんなのどこで採れるんだ!?
すかさず、

『デ ドンデ エス?』
(それはどこから来ましたか?というスペイン語)

すると・・・

「アナイ!」

うそ〜!?ホントに〜?
こんなサイズ見たいことない。
(この時点ではアナイ倉庫にあるでかいのを見ていなかった)

そして、なぜこのお店に!?

とりあえずどんなものなのか、
許可をいただき、触らせてもらった。

上の大きな方を持ってみると・・・



ずっしりくる。これ以上、上に持ち上げるのはちょっとキツイ。
下の小さな方でもこの大きさ!



この結晶トップが割れていなくてとてもきれい!

『これは欲しい!!』
ともうひとり。
私には理解出来ないのだけど、
もうひとりは海外に行くと大きい石を欲しがる。

でも、買ったとしても、
どうやって日本に持って帰るか!?
かなり重いし、飛行機の預け荷物も23キロの上限があるし、
カバンをもう一つ買わないと入らないかもしれない。

とりあえずこの日は、
気になるアメトリンルースだけお買い上げ。



・・・その後

滞在中に何度もこのお店を訪れた私たち。
結局あのアメシストは最終日まで悩んだけど2つともお買い上げ。

お父ちゃんとも仲良くなり、
最後はお店の奥の工房も見せてもらった。
ちなみに、このお店で販売しているルースは、
アナイからカット用原石を購入し、
お父ちゃんがカットしているのだとか。
(グレードも結構いいものを使っていた)





ほほう。ボリビアの研磨機はこうなってるのか。
以前、スリランカに研磨を勉強しに行ったのだけど、
それとはまた全然違う。
ファセッターと呼ばれる、角度を調節する道具の代わりに、
手動でも角度を固定できる穴の開いた板を使っているとは!
めちゃめちゃアナログだけど、すばらしいアイデアだ。
めちゃめちゃ勉強になる。
これ、私も採用したい!

そして、もう一軒。



このお店に来たかった。
4年半前、何度もここへ通い、素敵なアメトリン原石をいろいろ買った。
ボインのお姉ちゃんが親切に対応してくれて、
ボリビアへ来たらもう一度行こうと思っていたお店。

だけど、あのお姉ちゃんはいなかった。
店の雰囲気もちょっと変わっていて、
鉱物ショップには変わりないけど、違う人が経営している様子。

残念。もう会えないのか。
どこに行ったのかな?今は、何をしているのかな。
ちょっぴり寂しい気持ちに。

とはいえ、気持ちを新たに、ここのお母ちゃんとも仲良くなり、
おもしろいアメトリンを見せてもらった。




おっ、バランス良くアメシスト&シトリンが入ってる。
底の部分が磨きかけで、トップも少し欠けてるけど、
魅力的な石だ!

もう一つ、ここには他のお店にはないアメトリンの彫刻が。
小っちゃくてかわいいけど、
こういうのは集め出したらきりがないので、見るだけでやめておいた。



このお店も何度か通ったので、
最後に日本からのお土産をプレゼントしたら、
お返しに、ボリビア産のパイライトをいただいた。

パイライト(スペイン語ではピリータと呼ばれている)と言えば、
四角いサイコロみたいな結晶が普通なのに、
もらったのは三角!
調べてみるとペルーやボリビアでは、
この三角結晶のパイライトが見つかっているらしい。
ありがとう、お母ちゃん。



そして今回、もうひとつ気になるお店を発見。
サンタクルスの観光名所プラザプリンシパルの近くにある
お土産物街にあったこのお店。




おっ、ここにもアメシストがある!!

これもアナイのものなのかと聞いてみると、
どうやら違うみたい。

『デ ドンデ エス?(どこから来ましたか?)』



ボリビアのサン イグナシオ デ ベラスコという場所で採った
アメシストだという。

なんでも、サンタクルスからは600キロ離れていて、
モンターニャの下に、ムーチョ ピエドラなんだとか。

山の下に、たっくさん石があるですと!?
これは、行きたい!行きたい!行きたい!
とアピール。

でも、お父ちゃんは、そこは遠いし、オレは店があるし・・・
ははは〜!と笑いながら、
コンペルミッソ(ごめんなさい)と言われた。

記念にお父ちゃんが採って来たという、
アメシストのポインターをお買い上げ。



このほかにも観光地エリアにはいくつかジュエリーショップがあり、
そこでは、日本人向けのアメトリンの紹介カードが用意されてた。
これによるとボリビアニータ(アメトリン)は、
「永遠の愛」の証だと言われているようだ。
でも、文字がちょっとこわい。



今回のボリビアはびっくりするくらい、
体調を崩さず、まったくお腹をくださなかった。
4年半前よりもだいぶ町は綺麗になったような気はしたけど、
衛生面も向上しているのかもしれない。

綺麗なホテルも増えているような気がする。
前回は1泊1500円ほどの格安ホテルで、
バスルームの電気給湯器が壊れていたのか、
お湯を出す時にビリビリっとなる恐怖の宿。
今回は石を買ったこともあり、安全面を考え、
1泊3000〜6000円ぐらいの宿にいくつか泊まった。
高級ホテルじゃないけど、オシャレなホテル。
なんだかここだけボリビアじゃないみたい。




食に関しては、
前回来たときは主に日本食ばかり食べてたけど、
今回はローカルフード オンリー。
中でもボリビアに来たら絶対に飲みたいと思っていたのが・・・




生絞りオレンジジュース。
こちらはグランデ(大サイズ)で7ボリビアーノ。
ちょっぴり贅沢だけど、オレンジを3、4個絞って作ってくれる。
フレッシュ!!!
おいしすぎて、見つけるとつい声をかけちゃう。

そして、滞在中に一番食べたものと言えば、
牛肉串の炭火焼き。
日本は牛肉がうまい!でお馴染みだけど、
ボリビアの牛肉だって美味しい!
(お芋が付くのと、下から二番目が脂身なのは定番スタイル)



公園の近くにいるお母ちゃんのお肉は、
特に柔らかくて、やみつき!
大人気で、みんな焼き上がり待ちしちゃう。
1串3ボリビアーノ(約50円)
安っ!!



こちらは店舗販売タイプの大人気店。
お肉も柔らかくて、めちゃめちゃおいしい!
1串5ボリビアーノ(約80円)
大きめのユカイモ付きで、このセットで結構満足。
仕上げにオレンジを絞ってた!

そして、ボリビア最後の夜はレストランスタイルのお店へ。




ここでは、焼き立ての串を席まで運んでくれ、串を選ぶシステム。
(白っぽい串はホルモン系とジェスチャーで教えてくれたけど
 はんぺんみたいな味。謎の食べ物だった)

というわけで、大体毎日夜ご飯はこのメニュー。
安くて満たされる、幸せの味。

石はもちろん、ボリビアの食も満喫。
2週間ちょっとの充実ボリビア滞在。
帰りはサンタクルス→マイアミ→ロサンゼルス経由で、
約40時間(飛行機は合計24時間)かけて日本へ。





最後に・・・

4年半ずっと心に残り続けた想い。
地下20メートル。
まるで宇宙にいるみたいな、キラキラした世界が本当にあった。



これでもう、世界一周の旅でやり残したことはない。
でも、宝石採掘の旅はつづく。

次はどんな石を見つけられるかな?
どんな人と出会えるかな?

おわり。

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