ダイヤモンドハンターのレベルアップ

Country
USA
Location
Crater of Diamonds State Park
Schedule
2014-10-15-2014-11-06
Target
Diamond
採掘15日目 11月1日。



ダイヤモンド採掘作業は、地面を掘り、
スクリーンで土を洗い、スクリーンをひっくり返し、
机の上に、砂利を出す。




理論上、ダイヤモンドは他の石より重いので、
その砂利の表面に出てくる、ということなのだけど、
実際は、他にもカルサイトやクォーツといった白い石もあるため、
もしダイヤモンドがあっても気づかないことも。

見落とす可能性もあるということで、
表面の白い部分だけをバケツにためてお持ち帰り。
(そのことに気づくのに前回は2ヶ月の時間を要した)

ただ、今回の採掘では、一日中作業した時、
その砂利の量もいっぱいになってくるので、
さらに、溜まった砂利をもう一回スクリーンで洗い、
その表面分だけ持ち帰ることにしていた。

そんな作業をしている時、
他とは違う輝きを発見。

白い小さなフォルム。

え?これ?ってぐらいのサイズだけど、
おそらくダイヤモンド。

8ヶ月前なら絶対見つけられなかった。
というぐらいの小さな石。

やばい!
ダイヤモンドハンターとしてのレベルが上がってる!

うきうきで鑑定コーナーへ直行!



だったのだが、
私たちより前にダイヤモンドを出した人の鑑定が長引いていて、
閉園20分前だったけど「明日でもいい?」と言われる!
おぉ〜、こんなパターンはじめて。



家に帰ると、バディーがポークリブを作ってくれていた!
このワイルドな感じ、アメリカだなぁ!
ん、んまい!!




採掘16日目 11月2日。

今日からアメリカではサマータイムが終わって、
1時間巻戻る。
腕時計やら目覚ましやら、みんな時間を1時間巻き戻し。
その分、今日は1時間多く眠ることができた。

さて、そろそろ帰国の日が近づいてきた。



今日は午前中だけ公園へ行って、
午後からはバディとカレンとお別れのお食事会。
車で約1時間程の町、ホットスプリングスへ。

なので、ルッキングオンリーにして、
いつも大量に持参しているバケツもスクリーンもスコップもなし!

各自、自由に公園内を歩き回ってルッキング。

でも、公園は全部掘り起こされてて、
アメシストもクォーツも見あたらない!



そこで、ショベルカーも入り込めない森の奥へ行ってみることに。
もう、今日は探検だ。
すると、木漏れ日の中にディアが。ディアはシカのこと。
私に気がついて、森の奥へと走っていった。
公園のあちこちに動物の足跡が残っている。



広大な公園をぐるっと一周するも、
大きなダイヤモンドは見つからない。

そんな中、なにやら黒い地層を掘ってるおじちゃんが。



このバケツの量と、大々的な掘り方は、
プロフェッショナルに違いない。
思い切って話しかけてみると、
この公園にはもう20年通っていて、
見つけた一番大きなダイヤモンドは5カラットオーバーだとか。
手にしたお金は30000ドルだと言う。

どうもダイヤモンドはこの黒い地層に埋まっているのか、
プロフェッショナルが掘る場所は、
黒い地層が出ていることが多い。



公園全体をチェックしたところで、タイムアップ。
昨日、後回しにされたダイヤモンドを鑑定してもらうため、
ビジターセンターへ向かう。



ダイヤモンドは2ポイントのホワイト。
この公園で発見されたダイヤモンドはみんな、
マイクロスコープに乗せて、
写真を撮影し、データ化して管理するのだが、
うまくキレイな面を出せなくて、
ゴミも一緒に写っちゃった・・・



お昼過ぎにカレンが迎えに来てくれて、
その後、ホットスプリングスへ。



初めてアメリカへ来たときも、
バディーとカレンが連れて行ってくれた町。
ホットスプリングス、名前の通り、温泉が出る町。



バスソルトやお土産物屋さんをチェックしたり、
おすすめのレストランに連れて行ってもらったり・・・
でも、これが最後かな。
寂しくなっちゃう。