Japan2019①〜宝石珊瑚について学ぶ〜

2019年4月、2年ぶりに高知県へ。
目的は、高知県室戸沖の宝石珊瑚!
この室戸で採れる赤珊瑚の中でも、特に色の濃いものは血赤と呼ばれ、
希少価値の高い最高の赤珊瑚と言われている。



2017年8月に初めて宝石珊瑚漁に同行させてもらった。
採掘もそうだけど、2回行くことで、
前回できなかったことや、そのあと気になってたことを確かめられる。
ということで、なるべく好きな場所へはもう一度以上、行くようにしている。



今回は飛行機で高知へ。

はりまや橋近くの商店街には、歴史を感じさせる珊瑚宝石店が。
こちらでは原木を売るのではなく主にアクセサリーなどを扱っている。
昭和レトロな書体が印象的。




そして、前回行くことができなかったこの場所へ。
桂浜のほど近くにある『日本サンゴセンター』!



「35」ってなんだろう?って思ったけど、さんご!でした。
こちら無料で見学することができる宝石珊瑚資料館。

ゴールデンウィーク初日で混んでるかな?と思いきや、
私たちが行った時間帯は貸し切り状態で、
ひとつひとつの珊瑚をいろんな角度からじっくり、観察することができた!
本当に興味深くおもしろい。

石に根をおろし、成長している過程がよくわかる原木は特に好き。
「根をおろし」と表現したけれど、
珊瑚と石との接地面は、
ロウソクが溶けてべちゃ〜っとなっている感じで、とても不思議。
どうなるとこうなるんだろう?
謎がいっぱい。






高知で採れる宝石珊瑚以外にも、世界中の宝石珊瑚が展示されており、
また宝石珊瑚以外の八方珊瑚の展示も。
本当にいろんな色や種類の珊瑚があるんだなぁ。





資料的珊瑚以外も多数展示されており、
こちらは、上皇陛下、上皇后陛下がご覧になったという珊瑚。



めちゃめちゃ大きくて立派!

宝石珊瑚は、装飾品に加工してしまうものもあれば、
この珊瑚の様に「拝見」と呼ばれるタイプもあって、
字のごとく、そのままの姿を飾って見て楽しむものもある。

そして他では見ることができない宝石珊瑚を使った作品たちも。




かなり大きな作品に圧倒。
ツヤのある白珊瑚が、ウロコのようにはりめぐらされている。




一つ一つ、細かい彫刻がほどこされ、表現力が豊。
これ、すごく大変だっただろうなぁ。
そして、値段が付いていたら、めちゃめちゃ高そう!!
昔は大きな珊瑚もざっくざくとれたのかしら。



高知ということで坂本龍馬像も。
ちなみに、この龍馬像、すべて宝石珊瑚でできているのだとか。
り、リアル〜!!
龍馬どんも、まさか自分の像が珊瑚で作られるとは夢にも思わなかったのでは!?

それにしても、ふんだんに珊瑚が使われていて、
気が遠くなる様な時間を要したんじゃないかと思うと、
職人さんってすごいなぁ。



電車とバスを乗り継ぎ、いざ室戸へ。
道中の窓からは、美しい海と海岸。
写真には撮れなかったけど、
鯉のぼりと一緒に大漁旗があがっているのをたくさん見かけたので、
このあたりは、海が近いので、そういう風習があるのかな?
鯉のぼりと大漁旗のセットって漁師町って感じでなんかいい。

山には白い花が咲いた木がたくさん!
と思っていたら、途中の黒耳という場所はどうやらビワの産地らしく、
ビワの実一房一房に、白い紙のかぶせものが。
それがお花に見えたのでした。
同じ場所を旅しても、季節が違えば景色も違って見えて、
また新しい発見があるもの。

珊瑚漁も、また新たな発見があるかしら♪

エピソード②→
[Japan:Red Coral]