ルビー鉱山への道は険しく・・・

Country
Vietnam
Location
Lục Yên
Schedule
2014-08-26-2014-09-01
Target
Ruby
待ちに待ったルビー鉱山行き。

知らないおじちゃんと、
ホテルのお兄ちゃんが乗せていってくれるみたい。
行けないと思っていたので、準備していなかった。
とりあえず着の身着のまま、出発することに。

私はホテルお兄ちゃんをチョイス!



スクーターの二人乗り。
お兄ちゃんのバイクのイスはツルツルで滑って前のめり。
しかも、かなり前の方に座ってて、落っこちちゃいそう。
後ろのバーを全力でつかむ。

田んぼの向こうに浮かび上がるカルサイトの白い山、きれい!



が、そんな気分に浸れるのは一瞬だけだった。



昨日と今日の朝まで降り続いた雨のせいで、道はどろどろ。
舗装された道は途中までで、突然赤土の泥の道。
がったがたの悪路。
ものすごいオフロードを二人乗りで行く。
振動で、お尻痛い!頭痛い!



お兄ちゃんの運転は・・・むむむっ。
急ブレーキ!いい道を走らない。
泥でバイクや足が汚れるたび、すごく気にしてるみたいで、
前じゃなく足下ばっかり見てる!
もう汚れるのはしかたない、あきらめようよ・・・
途中、何度か泥にはまってこけそうになる。こ、怖すぎる!
あぁ、カンボジアの超優良ドライバー、ブロスが恋しい!



トンガリ山と田んぼの美しい景色の中を走る!
鶏やら牛やら犬やらいっぱい飛び出してくる。
このあたりは高床式の家ばかり。



このあと分かれ道でストップ。
道がわからないのかな?と少し心配。と思っていたら
現地の人に導かれ、ある人の家にたどり着く。



何か話してるけど、私たちはベトナム語がなにもわからない。
英語は誰もわからない。

どうやら連れてきた二人は、鉱山の場所が分からないのかも。
ということで、採掘現場の写真を見せて、
ここに行きたい!と、
穴を掘るジャスチャーをしてやりたいとアピール。

と、家の片隅を見てみると、
置いてある白い石に、紫のスピネルとピンクっぽいものが!
こういうの、採りに行きたい!とアピール。

すると・・・
お父ちゃんは、左を指してあっちという。
お母ちゃんは右を刺してあっちという。

よくわからない。
鉱山に行く話をしているのかすらわからない。
わからないので、とりあえず、
ルビーの採れるところに行きたい!!
ルビー!ルビー!連呼。

話が進まないので、採掘現場じゃなくてもいい、
山でもいいと、山の絵を描く。
それを見たお父ちゃん、
じゃあ、ルビーが採れる山に行こう!って雰囲気に。

お父ちゃんは、宝石買い取り人なのか、
宝石を見る拡大メガネを肩に付け、準備を始めた。



お父ちゃん、山に行くにはバイクで行って、
帰ってくるお金がかかると、200000ドン札を見せた。
バイタク代以外にもお金が掛かるのか・・・
ん、でもよく考えると1000円。
この状況で、これで行ってくれるのなら、安いっ!

そこからお父ちゃんも加わり、ふたたびバイクで山を目指すことに。



すると、カルサイトで出来た石畳風の超がったがった道を走る!
あ、歩いた方が早いんじゃないかな・・・
さらに道が悪くなってきた。



お兄ちゃんが危なっかしく、
全然付いて来れない感じなのを見て、私はお父ちゃんの後ろにチェンジ。



安全な道を安全に走ってくれる安心感。
川を越えて走ると、田んぼと白い山が見えてきた。
のどかで美しい曲線の一本道。

途中、泥沼道を歩くと、
案の定お兄ちゃんは泥にはまって動けない。
なぜその泥道を選んだ!?
みんなで押したり引っ張ったりしてなんとか脱出。
汚れまくった車体にさらにがっかりしている様子。
お兄ちゃんはここで待ってなさいと、お父ちゃんに言われ、
一軒家に置いてかれる。
さらにその先で、もうひとりのバイタク運転手さんともお別れ。

ここからは、お父ちゃんと私たちだけで行くらしい。
目指す場所は、あの白い場所!?